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TOUNKY WOOD WORKS Blog

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私達にできること。

3月11日の「東北地方太平洋沖地震」により、
亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、
被災地の方々・ご家族が1日でも早く安心した生活を送れるよう心よりお祈り申し上げます。

…あれから1週間。

友人からの無事の連絡にホッとしたり、TVのニュースに胸を痛めたり、
余震に少し不安になったり…、停電の影響でお店の営業の体制を整えたり…。

しかしそんな中でも【こだまカフェ】にご来店して頂いたお客様と触れ合う事で、
改めて『自分のポジション』を認識する事が出来ました。

輪番停電が始まった16日の水曜日。

ありがたい事に、朝からお店に「今日営業していますか?」という2件の電話を頂きました。
私は「限定メニューにはなりますが、停電中も営業します。」とお答えしました。

それから買い出しに向かい、TVで報道されているような1部の商品棚のガラガラの状態を横目に、手に入るものでのメニューを考えました。

牛乳・卵がなかったのでスイーツの制作は断念したものの、
私の思い浮かぶメニューには不思議と「困った」という欠品したものはありませんでした。

その時実感した事は、「水もガスもあればキャンプと同じ!」という事です。

ソースを作ればパスタも可能。
豚肉は野菜とこんにゃくで豚汁にすればいつでも温め可能。
牛肉はハッシュドビーフに。
鶏肉は玉ねぎとトマトとスパイスでカレーに。
ご飯は自慢のルクルーゼの鍋でガスでも炊けるし…。

そんな風に考えたら、停電で休業する必要は全くない。
暗くなればランタンやキャンドルでお店を山小屋風に演出して、
ハンドドリップのコーヒーとホットワインでもどうにかなる…。

そんな事よりも、この状況下で【こだまカフェ】を訪ねてくれるお客様に、
『こだまカフェ流』のおもてなしをすればいい。

「無い物は無い。だけど寄り添って、少しの不便を楽しむくらいで、
被災地の人達に必要なものが届けばいい。」

1人暮らしや仕事帰りでご飯に困った人の為に食事の用意はしておこう。

もしもこの先停電の時間が延びたとしても、
余震さえなければ焚き火をしてもいい。
娯楽が必要なら集まった人達にアフリカンダンスを披露したり、
みんなで踊って体を温めてもいい。
音楽が欲しくなったら太鼓を叩いてもいい。
苦情が来たら、ヘタクソなカリンバを聞かせて「ジャイアンリサータル」をしてもいい。

とにかく、今は【こだまカフェ】を心の中に置いて訪れてくれる人達を迎えていく。

それが私達に出来ることです。

みなさん、自宅で豚汁を作りましょう!肉も野菜もこんにゃくも豊富にあります。
ポッカリと暇な時間が出来てしまったら、モノマネなど一芸を磨きましょう。
寂しくなったら集まりましょう。
その時が…一芸披露の舞台となるかもしれません!

しばらくはご不便をおかけしますが、【こだまカフェ】はみなさまをお待ちしております。

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