2016/09/11 Category : 気のまま日記 世界の木材に魅せられて 夏の終わりを告げるような本日のシトシト雨。こんな日はのんびりと木材について語ってみようかな…。上の画像は今春リリースした、「チューリップウッド」というピンクのストライプが何とも不思議な中南米の木材。まだ訪れた事がない中南米の私の勝手なイメージは、『ラテンのリズムと多様な色彩と陽気な人々』まさか木々までも、こんな陽気な色彩を放つなんて…!と、出会った瞬間に惹かれた木材の一つです。そしてこちらの画像の一番右、「パープルハート」というその名の通り紫色の木材。これも中南米のもの。地面に生えている間は普通の木。切断して空気に触れると紫色に変化するそうです。多分、これを最初に伐採した人はビックリしただろうなぁ。。。そうなると、最初にカニやウニを食べてみた人ってすごいよなぁ。。。と、脳内はすぐに脱線します(笑)左から順に解説すると、メープル(カナダ、アメリカ)、ローズ(中米、東南アジア)、パオロッサ(アフリカ)、パープルハートです。メープルはお馴染み、メープルシロップの木。ローズはバラの木ではなく、切断した時にバラの香りがする事で名付けられたそう。パオロッサは赤茶色の中にストライプの木目が現れるのが特徴的です。画像にはありませんが、「ゼブラウッド」という、薄い茶色に黒いシマ模様が現れ、シマウマのような柄から名前の付いている木材もあります。こうして書いてみると、木材に名前を付けた人はロマンチストで遊び心があるなぁと。それに対して、「白い木」「赤茶色の木」「紫の木」という表現は野暮だなぁと。出来るだけ沢山の人に、木材の神秘を伝えていけたらなぁ…と思います。その木の生えている場所の土は、白っぽいのか、赤っぽいのか…はたまた砂混じりの環境なのか…現地の気温は?雨量は??なんて、部屋の中でまだ見ぬ土地に思いを馳せています。しかし出店をしていると、お客様からは「美味しそう❤︎」というお言葉をいただきます。そうなんです。この独特なフォルム。製作現場でも、Takeから「これ磨いといて!」と渡される時、焼きたてのクッキーのような感覚を受けます。「これはバニラ味…これはチョコ、これはキャラメル、これは紅芋。これをクッキーにして化粧箱に詰めたら…都心のデパ地下で大ヒット間違い無し!!」と、時に煩悩に惑わされながらひたすら磨いています。でも、磨きに磨いてオイルを塗る瞬間、木目が浮かび上がってくる姿をみた時には木の仏像を眺めるような清らかな気持ちになります。この瞬間も沢山の人に体感して欲しいなぁ。ダイヤモンド、ルビー、サファイヤ。これらも元々は石です。磨きに磨いて美しさを放っています。だけど、木材もなかなかいいモンでしょ??という、結局は自己満足な記事になりましたとさ。実物は是非、TOUNKYブースに遊びに来てくださいね! PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword