2018/01/15 Category : オーダーメイド 丸型ダイニングテーブル製作 あけました!2018年。(かなり久しぶりの更新になってしまいました…)TOUNKY夫婦は相変わらず元気です!!皆様今年もよろしくお願い致します。さて、今回ご紹介するのは2017年の最後の製作となった丸型のダイニングテーブル。実はコレ、我が家のです。ちょうど年末に10日間ほど時間が空いたので、最後の最後で念願のダイニングテーブルを。昨年7月に自宅を鴨川市内へと移し、そこからデザイン案をスタート。木材は元々お客様にもテーブル製作の際にはオススメしているアメリカンチェリーに決定!しかし、4人掛け、6人掛け?長さは?奥行きは??と、肝心な部分で相当悩みました。結局、私達が好きな映画の中で、丸いテーブルを囲む人達のワンシーンが印象にあった為、直径120cm弱の丸型に決定しました。4人でゆったり、6人でも大丈夫なように、足の部分は細めに設定。丸型でもスタイリッシュな印象のテーブルになりました。焼印は覗き込むと見えるようなさりげない場所に。いつも製作者が一番悩むのが、焼印の位置だそうです。そして今回、私自身とても勉強になる出来事がありました。テーブルの完成後、遊びに来てくれた友人からの天板についての質問です。友人「これって何枚かの板を使ってるの??」take「そうそう、これは7枚貼り合わせてる。」友人「そういう板が売ってるの??」take「自分で製材して貼り合わせて寸法出しするんだよ。」この会話を横で聞いていた私。そうか、私はtakeが材木屋さんから仕入れた所から見ているし、製作過程も見ているので当たり前になっていたけれど、そういう事も伝えていかなくちゃいけないんだなぁ。と、反省しました。ちなみにアメリカンチェリーの製材前の姿はこんな感じです。けっこう荒々しく、「THE・アメリカ」なビンテージ感漂う木の板です。TOUNKY製品はアクセサリーや小物もこの状態から始まります。逆に、ここから本当の木目が浮かび上がる瞬間は何よりの楽しみでもあります。今年は出店の時に、製材前の状態の木材をサンプルで置いてみようかなぁと、ちょっとしたアイディアも湧き上がりました。創るダンナと伝える私。初心忘るべからず。を意識した1年にしたいと思います。また暖かくなった頃、皆様との再会が楽しみです♪ PR
2017/05/28 Category : オーダーメイド ダイニングテーブルとアメリカンハウス 先日、今年2台目となるダイニングテーブルを納品しました。ご依頼いただいたのは、私、yumiの高校時代からの友人ファミリー。高校卒業後、お互いが上京した際には都内で頻繁に会い、彼女がUターンして地元で結婚した後も連絡を取り合い、帰省の際には家族ぐるみで食事をするなど、長年のお付き合いです。以前、私たちがジョンソンタウンにお店を構えていた頃はまだ生まれて間も無いお子さんと旦那さんと、何度も通ってくれました。その頃は、ジョンソンタウンを訪れるたびに「いいな〜。住みたいなぁ〜。」とつぶやいていた彼女。元々旦那さんも、福生市内の米軍エリアに通い詰めていた程のアメリカ好き。昨年、「家を建てる事になったから、テーブルをお願いしたい!」と、連絡をもらった時に、アメリカンハウスを建築する事を知り、彼女の夢が実現する事に私も(私のほうが…?)大喜びしました。家の図面が出来上がり、正式にご依頼いただいたのが今年のお正月。まずは木材選びから。アメリカンハウスといえば、荒削りでどっしりとした印象の家具が主流。または、脚の部分がアイアンというのが一般的には人気。今までウチが製作したテーブルは、住宅のスペースに馴染むようスタイリッシュになるべく細めの印象に作っていたので、どちらかといえば北欧風。そこで、天板と脚の材種を別にし、色味による重厚感を出す事に。選んだのはアメリカンチェリー(天板)×ウォルナット(脚部)デザイン画の中から好みの形を選んでもらい、図面に起こしていきます。図面の中では、実際に使用する予定の椅子のサイズ、幅を参考にし、座面や座高に対する高さを決めていきます。今回は単体のチェアの他に、リビングダイニングチェアが追加されたので、両方の椅子の平均値を求めテーブルの高さを設定。いよいよ製作開始!というその時…。takeから一つの提案が。「テーブルの両サイドの下に、プレートを取り外し可能で付けよう。 旦那さんも奥さんも身長高いし、子供も男の子だから大きくなると思うし、 プレートを付ける事で約2cm高く出来るから、将来的に模様替えで単体のチェアだけにしても合うようにする。」その言葉通り、追加されたのがこちらの画像の脚の下のプレート。高さ調節の利点以外にも、今回のお宅のフローリングが無垢材を使用している為、床が馴染むまで多少の歪みが生じた場合でも、テーブルの水平を保ちやすくなるというメリットがあります。オーダー家具の場合、デザインや最適なサイズを実現させるのはもちろんですが、住宅に使用される素材や、将来的な使用パターンなども視野に入れた製作が課題となります。『元々あるものの中から選んで買う』という選択肢がある中で、時間も予算もかかるオーダー家具というのは敷居が高いかもしれません。しかし、数十年後までお客様の暮らしの中に存在している様子を『作り手がイメージする』。そんな「選択」があるという事も伝えていきたいと思っています。
2017/02/26 Category : オーダーメイド カッティングボードを製作しました。 先日、オーダーメイドのカッティングボードを納品しました。実はこのご依頼をいただいたのは昨年の初夏。私の高校時代からの友人が、お世話になった友人ファミリーに贈りたい!というところからスタートしました。しかし当時、他のオーダー製作が重なり、しかも、TOUNKYラインナップにはないカッティングボード。かなりの時間を要してしまうことに対し、友人は「待ってるからいつでもいいよ〜!楽しみ!」と、快く待ち続けてくれました。「全ておまかせで!」という彼女の期待を胸に、まずは木材の選定から。材木屋さんに出向き、材質や木目はもちろん、必要な幅と厚み、割れはないか、反れていないかを数百枚の中から選びます。アクセサリー製作の時は木目さえ気に入れば、割れている部分は除いて使用する事が出来ますが、一枚板の面の部分が命のカッティングボードやお皿、テーブル天板は約1日がかりでの選定作業となります。(それでも出会えない日もあります。)材料を入手し、しばらく工房で寝かせる事に。その間にデザインと設計に入り、正確な図面を描き、試作品加工。ようやく本製作へ。こうして誕生した今回のカッティングボード。デザインはとてもシンプルですが、直線と曲線と角が際立つ作品へと仕上がりました。(私はあくまで磨いただけ…笑)そしてこちらのカッティングボード、適した材料が手に入った時のみ、ラインナップとして販売する事になりました!今後の出店で実物を見ていただけたらと思っています。最後は我が家に来た試作品の画像。カッティングボードの上で重ねたサンドイッチをそのまま包丁で真っ二つにして食卓へ。朝ごはんも楽チンです♪他にも、生ハムやチーズをのせたりと、テーブルウェアとしての活躍に期待大です!夏にはキャンプにも連れていきたいなぁ〜と妄想爆発❤︎春からの出店が待ち遠しい今日この頃です。
2017/02/05 Category : オーダーメイド ダイニングテーブルとライフスタイル。 すっかりブログの更新を休んでしまい、あけました、あけております2017年。相変わらずのバタバタ生活の中、先日オーダーメイドのダイニングテーブルを納品しました!ご依頼頂いたのは新婚ホヤホヤのご夫婦。奥様とは2年程前から、とあるイベントで一緒にお仕事をさせていただき、1年ぶりとなった昨年初夏。「ダイニングテーブルって、お願い出来ますか??実は結婚したんです!」と、嬉しいご報告&ご依頼が…!!その後旦那様と一緒に打ち合わせを重ね、ようやく完成しました。木材はアメリカンチェリー。ゆったりとした4人掛け。お酒が大好きというお二人。お部屋には数々のボトルと、お酒の種類によって使い分けるというこだわりのグラス。いつもの晩酌はもちろん、時にはご友人達とのパーティーを想定したサイズ構成になりました。テーブルがあまり主張し過ぎず、お部屋全体に馴染むようにと、できるだけ脚や天板の側面をシャープな印象に加工しました。今回のご相談の中で、一番印象的だったのが、こちらの天板の下の棚の部分。「ティッシュは置けるようにしたいけど、どんどん他の物を置いてしまいそうだし、 あまり物を置きたくないんです…。むしろティッシュ専用くらいで!!」という、奥様の強い要望。ティッシュ専用置き場の棚。なんとも贅沢!人生でティッシュという言葉を沢山聞いたのは初めてだったかも(笑)だけどそんなこだわりも、オーダー家具の面白いところです。そして、設置したばかりのテーブルに、「どうぞ、座って下さい。」と、招いてくださいました。まるで、嫁に出したお宅に伺う親の気持ちに…。そんな私達に、旦那様が自宅で焙煎しているというコーヒーを淹れてくれました。それがとても美味しくて…。嬉しくて。TOUNKYのテーブルを囲み、丁寧に淹れられたコーヒーを飲み、談笑する。「このテーブル、幸せになるなぁ〜。」と胸がいっぱいになりました。こっそり何度も天板の裏をナデナデしていたのはここだけのお話。ありがたいことに、最近は家具やインテリアグッズのオーダーをいただく機会が増えました。現在、新たなダイニングテーブルのデザイン&設計へと取り掛かっています。お部屋の雰囲気はもちろん、誰が、どう使うのか?というのが重要です。ライフスタイルは十人十色。どの選択も正解であるように。そして、これからも沢山のお客様のライフスタイルの一部になれますように。2017年、TOUNKY WOOD WORKSは10周年を迎えます。小さなギャラリーで、家具の展示から始まった私達の物語。イベント出店ではアクセサリーで技術と作風と木材の種類を伝え、一時期営んだこだまカフェでは、TOUNKYプロデュースの空間の中で食事やお茶のひと時を体感していただき、ようやく今、当初目指していた自分たちのライフスタイルを進んでいます。これも今まで出会った沢山の方々のおかげです。今年もこれからも、よろしくお願いします!!